2022年7月11日月曜日

S&P500とは?

 

S&P500(S&P500種指数)とは?

S&P500(S&P500種指数)は、米国の代表的な株価指数の1つです。S&P500は米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを概ね反映していると言えます。(2021年5月末現在)

米国企業を幅広く代表する約500の企業が採用されている株価指数

S&P500(S&P500種指数)とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数です。市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場および登録されている約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。

S&P500の構成銘柄

S&P500の組入銘柄として採用されるには時価総額が82億ドル以上、浮動株時価総額が41億ドル以上でなければならないなど、複数の条件を満たす必要があり、かつ独自のセクターバランスも考慮されています。

S&P500の構成上位10銘柄(2021年12月31日現在)

S&P500指数は時価総額の大きさにあわせて銘柄ごとのウェイトが異なる方式で算出されます(時価総額加重平均)。以下は、S&P500指数を構成する割合の多い上位10銘柄です。

銘柄業種
アップル情報技術
マイクロソフト情報技術
アマゾン・ドットコム一般消費財
アルファベット クラスAコミュニケーション・サービス
テスラ一般消費財
アルファベット クラスCコミュニケーション・サービス
メタ・プラットフォームズコミュニケーション・サービス
エヌビディア情報技術
バークシャー・ハサウェイ金融
ユナイテッドヘルス・グループヘルスケア
  • 構成上位10銘柄のご紹介は、個別銘柄を推奨するものではございません。
  • 業種は、GICS(世界産業分類基準)で分類しています。
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

出所:三菱UFJ国際投信株式会社作成のファンド情報ご提供資料(データ基準日:2022年2月28日)

S&P500構成銘柄の業種別比率(2021年12月31日現在)

  • 業種は、GICS(世界産業分類基準)で分類しています。
  • 上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。

出所:三菱UFJ国際投信株式会社作成のファンド情報ご提供資料(データ基準日:2022年2月28日)

S&P500・NYダウの特徴をチェック!

S&P500およびNYダウの特徴は以下のとおりです。両方とも主に米国の銘柄が対象の株価指数ではありますが、構成要素や算出方法に違いがあります。(2021年7月末現在)

S&P500指数NYダウ
  • 米国の取引所(ニューヨーク証券取引所・NASDAQ等)に上場する米国企業
  • 流動性のある大型株から選定された約500銘柄
  • 時価総額を指数化
  • 企業の成長性、投資家の関心度等を基準に業種のバランスに配慮し選定
  • 米国を代表する30銘柄
  • 平均株価を指数化

(出所)Bloombergおよび各種資料を基に三菱UFJ国際投信作成

出所:三菱UFJ国際投信株式会社作成のファンド情報ご提供資料(データ基準日:2021年7月30日)を抜粋

チャートで見るS&P500と他の株価指数のパフォーマンス比較

S&P500のパフォーマンス推移をチャートで見ていきましょう。NYダウ、日経平均、全世界株式(MSCI ACWI)と比較してみると、中長期で右肩上がりに上昇しています。

S&P500とNYダウのチャート比較

期間:1990年1月~2022年3月(1990年1月末を100として指数化)
出所:Bloombergのデータを基にマネックス証券作成

S&P500と日経平均のチャート比較

期間:1990年1月~2022年3月(1990年1月末を100として指数化)
出所:Bloombergのデータを基にマネックス証券作成

S&P500と全世界株式のチャート比較

期間:2001年1月~2022年3月(2001年1月末を100として指数化)
出所:Bloombergのデータを基にマネックス証券作成

S&P500への投資方法

S&P500に投資をするには、S&P500の値動きに連動をめざす投資信託やETF(上場投資信託)などを購入する方法があります。

S&P500に連動をめざす投資信託

マネックス証券で取扱いのS&P500に連動をめざす投資信託の中からピックアップして紹介します。

S&P500に連動を目指す投資信託(ファンド)

ファンド名運用会社特定口座
・一般口座
NISA
つみたてNISA一般NISA
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)三菱UFJ国際投信
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)SBIアセットマネジメント
iFree S&P500インデックス大和アセットマネジメント


S&P500に連動をめざす主なETF(上場投資信託)

上場市場銘柄コード・ティッカー銘柄名取引通貨
東証2558MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
東証1655iシェアーズS&P500米国株ETF
米国VOOバンガード・S&P500ETF米ドル
米国SPYSPDR S&P 500 ETF米ドル

投資信託とETF(上場投資信託)の違い・特徴

投資信託ETF(上場投資信託)
  • 非上場。成行・指値注文はできない。
  • リアルタイムで売買できない(投資信託の価格(基準価額)が決まるのは、1日に1回だけ)
  • 少額から投資できるので投資初心者でも購入しやすい(マネックス証券では原則100円から購入可能)
  • 積立可能(※毎日・毎月の積立頻度から選べます)
  • 上場している。成行・指値注文が可能
  • 市場を見ながらリアルタイムで売買できる
  • ETFは、株式と同様に取引時間中に需給により価格が変動する(約定したタイミングで取得価格が決まる)
  • 信託報酬率が投資信託よりも低めの傾向

NISAやつみたてNISAを活用

NISAやつみたてNISAなどの非課税制度を活用することで、S&P500に連動をめざす投資信託から得た運用益が非課税になります。長期資産形成が目的の方は、節税しながらお得に資産作りができますのでおすすめです。

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